最低でもサードオピニオン、できればそれ以上の診察を受ける
うちの子供たちは保育園に行くようになってから、よく鼻水が出るようになり、耳鼻科で診察してもらうと中耳炎になっているという経験を何度もしてきました。
その経験からわかったことは中耳炎を治す方法は1つではなく、患者にあったものを患者自身が選ばなくてはならないということでした。
私が出会った耳鼻科のお医者さんたちは自分たちの習得した技術や経験、知識を使って最善と思われる治療を提供してくれるのですが、その治療法にはばらつきがありそれが患者にとって必ず合うものではないということです。
ですので1つめの耳鼻科で患者にあった治療をしてもらえればよいのですが、そうでない場合は他の耳鼻科のお医者さんの診断結果を複数聞いたほうが精度はあがります。個人的には最低でもサードオピニオンまで必要と考えています。
治療が長引くようなら他の治療法を検討する
最初の頃は私自身が中耳炎になったことがないので、とにかく近所の耳鼻科の医師の言うとおり、鼓膜を切開して膿を出してもらい、そのあと鼻水を吸ってもらうため週3~4回耳鼻科に通うということを繰り返していました。
この週3~4回耳鼻科に通うというのは共働き家庭ではかなりの負担になり、保護者である私達も終わりのみえない通院にけっこうストレスがたまっていました。
急性の中耳炎であれば切開で済むと言われていたのですが、ある日、滲出性中耳炎と診断されてしまいました。
その耳鼻科のお医者さん曰く、滲出性中耳炎は鼓膜を切開してチューブで治したほうがよいとのことでした。近所の他の耳鼻科にも行ってみましたが、チューブ治療と言われたならその医師の言うとおりにしたほうがよいのではないかとのことでした。
結局チューブ治療を始めてもらうことになったのですが、1度チューブを入れれば終わりというようなものではなく、チューブは改善したら外さなくてはいけないため、その後にまた中耳炎になるとまたチューブ挿入の手術をすすめられるといった日々でした。
中耳炎になりかけると徐々に診断結果よくなくなっていき、最終的に滲出性中耳炎と診断され再度チューブを入れるようにすすめられることを繰り返していたので、思い切って5つめの他の耳鼻科で診察してもらったところ、急性中耳炎なので投薬で治りますとの診断結果がでました。そして実際、投薬であっさり完治してしまいました。
私たちは夫婦は忙しい中、長年辛い通院続けていたのでちょっと信じられませんでした。
この経験から一定の期間治療を受けてよくならない時は他の治療も試していくべきということがわかりました。
お医者さんに先入観を与えないこと
セカンドオピニオン時は他のお医者さんにこんなことを言われたとか余計なことを言わないほうがよいです。そうしないとお医者さんの純粋な診断を聞くことができなくなる可能性があるからです。
1つめと2つめのお医者さんで意見が分かれた場合はサードオピニオン以降で確認してもよいと思いますが、それも診断結果を聞いた後にしたほうがよいと思います。
ここで重要なことは、どのお医者さんも患者さんのために自分のリソースを使って治そうとしてくれているということを忘れないことです。有効な治療法が患者よって違う場合もあると思っていれば、すべての診断結果に対して真摯に向き合うことができ、お医者さんに対して逆恨みすることもありません。
余談ですが小学校高学年くらいになるとまったく中耳炎にならなくなったという家庭が私のまわりでは多いです。そしてうちもまたそうでした。
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