痛みがなくてもすぐに受診すること
先日歯を磨いている時に口の中の小さな変化にふと気づきました。
下顎の内側の歯茎がぽこっと腫れていました。場所は前から4番目の歯の下あたりです。
痛みはほとんどないのですが私は治療済みの歯が多く、放っておいても悪化していくケースがほとんどなのですぐに歯科医院の予約を取りました。
今回もそうでしたが私の経験上こういう症例の場合、歯医者さんは必ず痛みがあるかを確認します。
痛みが存在するかどうかによって治療方針も変わるので、痛みがない時に先手を打って受診した方がお金も時間も節約できることが多いです。
以前、別の場所で同じような症状があったので受診してみたところ歯根嚢胞という、歯の根っこの先の部分に膿の袋ができてしまう疾患で、根管治療に数回通って治すことができたのですが、今回は同じ症例ではありませんでした。
原因は歯根部分のひび割れ
さっそく歯科医院に行きX線撮影をして診断してもらいました。
診断結果は歯根の半分くらいのところにひび割れがあり、そこに細菌がたまってせいで歯茎の一部分が腫れているとのこと。
歯髄(歯の神経)がない歯は枯れ木と同じ状態で歯全体に栄養が行き届いてないため、今回のようにひび割れを起こしたりして劣化していくのが運命みたいです。
また歯髄がないことにより細菌が炎症を起こしてもそれを抑えることができないそうです。
やはり歯髄のない失活歯はなにかとリスクがありますね、トホホ。
投薬か抜歯かはケースバイケース
先生いわく、
「残念ですがひび割れの部分が自然に治ることはありません。しかし現在は痛みがほとんどないということなので抗菌薬で炎症を抑えて様子を見てみるというのが私の見解です。医師によってが温存か抜歯かは判断が分かれるケースなのですが…。しかし今回のような症例を繰り返すようなら抜歯してブリッジかインプラントといった治療も考えていかなければなりません。」
とのことでした。
先生の仰るとおり投薬で様子を見るため、抗菌薬アモキシシリン250mgを3日分処方してもらい帰宅しました。
現在、アモキシシリン250mgを服薬して3日目ですが少しだけ歯茎の膨らみが小さくなったようです。
炎症が起きるかどうかは患者の体調にも関係があるらしいので、健康な生活を心がけもうしばらく自分の歯でがんばってみたいと思います。
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